2024年08月18日掲載 2024年11月25日更新
Sustainability 勉強会
第4回 2024年7月31日
日時 | 2024-07-31 13:15-14:30 |
---|---|
開催場所 | エターナルプレザーブ株式会社およびZoom |
参加者 | 土橋氏,井上氏(前田工繊株式会社) 久保氏,原田氏,劉氏(エターナルプレザーブ株式会社) |
参加者ZOOM | 小浪氏(岡三リビック株式会社) 堀氏(株式会社ジオシステム) |
議事録
- IGS本部よりOneClickLCAのtemplateを、ETP借りてカーボン発生算出の計算の信頼性を高める。 もともと産総研グループのIDEAというカーボン原単位をETPは標準的に用いている。
- 廃棄物処理場における排水対策で、欧スタンダードの(不織布+砕石)vs コンポジットでカーボン比較を紹介した。
- PW 国土技術政策総合研究所の「インフラ分野における建設時のGHG排出量算定マニュアル案」の策定が6月6日発表される。
- PAS 2080 UKにおいて 資産管理者 設計者 建設者 材料供給者が一丸となって カーボン管理をしている。
質疑
- 小浪氏(岡三リビック株式会社)
- Q:積立式のCO2算出は問題なさそうだが、施工パッケージの場合はどうやって算出するのか。
- A:インフラ分野における建設時のGHG排出量マニュアル案に算出方法 (国土総合政策研究所資料「インフラ分野における建設時のGHG排出量算定マニュアル案,2024.6」p.40~43参照)
- コメント: 堀氏(ジオシステム株式会社)
国土交通省の資料は建設業者向けCO2算出だが、今後はコンサル、事業者まで拡大する可能性。 今後はよりCO2の算定量の提出の義務化や排出量が少ない工法のほうがポイント等が高くなる可能性。
- 原田氏(エターナルプレザーブ株式会社)
- Q: 欧に比べ進展の遅い日本だけを相手にせず、IGSにはASIA地域の活動も有るのだから、ジオシンセティックを使った脱カーボンの動きをアジア地域としても推進したらどうか?
- A: ジオアジアは年二回程度の活動なので、また中国 インドなどのネットワークのつながりなど難しい側面が有る。
第3回 2024年5月15日
日時 | 2024-05-15 15:00-16:00 |
---|---|
開催場所 | 太陽工業株式会社及びZoom |
参加者 | 石井氏(旭化成アドバンス株式会社) 堀氏(株式会社ジオシステム) 川岸氏、青山氏(太陽工業株式会社) 井上氏(前田工繊株式会社) 久保氏、劉氏、田中氏、原田氏(エターナルプレザーブ)事務局 |
発表内容
- GeoAmerica2024 Pan-America Conference on Geosyntheticsの報告 (欧米の土木工事の評価基準の動向やOneClickLCAの今後)
- OneClickLCAのテンプレート最終処分場 (GCL vs CCL)
- Cazzuffi氏のMicroplasticsの資料発表
- ベルギー空港におけるジオテキの使用によるCO2とマイクロプラスチックの削減 上記内容については発表スライドを参照。
Cazzuffi氏は日伊交流を促進していこうという意向を示した。
Q&A
- 石井氏(旭化成アドバンス株式会社)
- Q:PAS2008(技術60:費用30:社会評価10から技術30:カーボン30:費用30:社会価値10に変更)の判断基準はプロジェクトのどこの時点から適用されるのか?
- A:設計時の時点から全て対象になり、すべてのステージで上記の基準でプロジェクトの価値を判断される。
- 青山氏 川岸氏(太陽工業株式会社)コメント
廃棄物処分場のマイクロプラスチックやCO2について
多くの会社が日本遮水工協会に所属しており、ここで技術や開発、施工についての交流を行っている。http://www.nisshakyo.gr.jp/
マイクロプラスチックやCO2の話題も出るには出るが、具体的にこれからどうするのかというのは決まっていない。
基本的に日本の廃棄物処分場は山奥にあるため、海にすぐ流出するようなマイクロプラスチックは余り問題ならない気がする。
ただし、IGS欧州が進めているジオテキを使うことで他工法対比削減できるカーボン、また同時に対比削減できるマイクロプラスチックなどの事例紹介などはインパクトがあるので、それらを日本でも紹介していくのは有意義かもしれない。 - 堀氏(ジオシステム)コメント
欧米でここまで環境評価が注目、促進しているとなると、日本も将来的にはこっちの方向に向かうかもしれない。
第2回 2024年3月27日
- IGS本部の情報
- One Click LCA 社のEPD取得サービスあり
- Environmental Product Declaration 欧で主力、 エコリーフ 日本
- 舗装道路のGHG(Green House Gas ) 工法比較
- セメント改良>従来舗装>ジオグリッド舗装
材料と材料の運搬による影響
材料の運搬は路盤の量の違いか、あるいは路床掘削量の違いか - オーバーレイ>不織布オーバーレイ
オーバーレイの厚さの相違
- セメント改良>従来舗装>ジオグリッド舗装
- 土研センター渡辺専務の脱炭素に向けた建設業界取り組み
- 国交省取り取組み、Carbon Foot Print 1998 GHG プロトコルスタート
→ ISO14021 14021 14025etc 140 シリーズ、
→ ISO21930 Core rules for environmental product declaration of construction products and services
→ 環境省JIS 経産省 - 目的・調査範囲の設定により、環境影響詳細評価度は異なる
基本は揺り籠から墓場までであるが - エコリーフなど活用している企業日本にある程度は見られる、先進的に見える前田建設工業さんとかどう具体的に動かれているのか聞いてみたい
- 参加者
井上(前田工繊株式会社)
西村(三井化学産資株式会社)
川俣(東京インキ)
小浪(岡三リビック株式会社)途中参加
堀(株式会社ジオシステム)途中参加
久保、原田(エタノールプレザーブ)事務局
- 国交省取り取組み、Carbon Foot Print 1998 GHG プロトコルスタート
第1回 2024年2月15日
- CO2e排出に関してジオシンセティック工法は従来工法に比べて効果が大きい。 8分野のCO2e算出比較を分かりやすいoutputでIGSとOne click LCAが提案している。
任意の比較計算・outputも、One click LCAと契約を結ぶ事により、そのソフトを活用すれば可能である。 - Microplasticsは国連でも2024年末には国際条約締結へと動いている。 EU、UK、オランダ政府はジオシンセティックスについても、ある意味厳しい見方しているようであり、 IGS関係者も反論を試みている。
- 参加者
井上(前田工繊株式会社)
高尾(ヒロセ補強土株式会社)
大出、堀(株式会社ジオシステム)
川岸(太陽工業株式会社)一部参加
久保(エターナルプレザーブ株式会社)事務局